ＧＡＰ（ギャップ） 農業生産工程管理手法

ＧＡＰ手法とは、Ｇｏｏｄ　Ａｇｒｉｃｕｌｔｕｒａｌ　Ｐｒａｃｔｉｃｅの略で、農業者自らが、（１）農作業の点検項目を決定し、（２）点検項目に従い農作業を行い、記録し、（３）記録を点検・評価し、改善点 を見出し、（４）次回の作付けに活用するという一連の「農業生産工程の管理手法」（プロセスチェック手法）のことです。 　ＧＡＰ手法（農業生産工程管理手法）は、農産物の安全確保のみならず、環境保全、農産物の品質の向上、労働安全の確保等に有効な手法であり、このような生 産工程の管理手法を我が国の多くの産地・農業者が取り入れ、自らの営農・生産条件や実力に応じて取り組むことが、安全な農産物の安定的な供給、環境保全、 農業経営の改善・効率化の実現につながるものです。また、生産された農産物の安全性や品質の確保等について消費者・食品事業者等の信頼を確保する上でも有効な手法となります。 　生産者や産地がＧＡＰに取り組みやすくなるよう、必須項目（法令遵守、環境保全）と重要項目（土壌の有害物質汚染防止、病原微生物防止等）の基礎的な事項について取りまとめた「基礎ＧＡＰ」が米、麦、大豆、施設野菜、路地野菜、花き、茶について公表されています。 　※ＧＡＰについてさらに詳しく知りたい方は、農林水産省のＧＡＰのページをごらん下さい。