産学官連携支援に向けて
産学官連携支援に関するNPO法人近畿アグリハイテクの取り組み
◆近畿アグリハイテクは、課題解決を求める現場ニーズと研究シーズとのマッチング、競争的研究資金の獲得、開発された研究成果の現場実装を支援します。
◆近畿アグリハイテクは、毎年開催する講演会・シンポジウムやアグリビジネス創出フェアなどを通じ、農林水産業・食品産業の発展を願う人々の交流促進、成果の普及、共同研究体制の構築を支援します。
◆近畿アグリハイテクは、農林水産業・食品産業分野での課題解決を目的として研究会の開催・組織化を検討されている人々に対し、研究会開催に係る事務処理、運営支援、助言・指導を行う非常勤型コーディネーターの派遣等を支援します。
◆近畿アグリハイテクがこれらの活動を行うにあたり知り得た情報について、第三者に漏洩することはありませんし、必要に応じて秘密保持契約を締結するなどの措置をとります。
(NPO法人近畿アグリハイテクの「産学官連携支援委託事業の実施に係る業務方法書」要約)
研究成果の社会実装(事業化・商品化)の支援事例
◆傾斜地における安全作業をサポートする電動式・移動式作業台兼運搬車の開発(三晃精機株式会社)
概要について見ることができます(パンフレット、動画)
◆家畜伝染病発生時のまん延防止用「防疫バッグ」(太陽工業株式会社)
プロジェクトの概要(2019年作成)を紹介しています。
競争的研究資金の獲得支援事例
◆傾斜地における安全作業をサポートする電動式・移動式作業台兼運搬車の開発(2018〜2020年度)
(イノベーション創出強化研究推進事業 開発研究ステージ:農林水産省)
課題名:「傾斜地における安全作業をサポートする電動式・移動式作業台兼運搬車の開発」
共同研究機関:三晃精機株式会社(代表機関)、奈良工業高等専門学校、奈良県農業研究開発センター
研究概要:傾斜が多い果樹園において、転倒しない安定した水平スペースを構築し、かつ狭い果樹園を無人で自立走行できる電動運搬車を開発することで、剪定・収穫作業負担、運搬・農薬散布作業時間を低減する。
◆地元の大豆加工業者を支えるために大豆栽培に参入した流通業者の支援(2017〜2019年度)
(科学研究費助成事業基盤研究B・日本学術振興会)
課題名:「ダイズ品質・収量の空間変動を是正し実需者のニーズに応える可変量管理の実証」
共同研究機関:京都大学、石川県立大学、山口県農林総合技術センター、奈良県農業研究開発センター、〔協力機関〕株式会社北尾吉三郎商店
研究概要:大豆栽培における品質・収量のほ場間・ほ場内変動を是正する栽培管理の設計と実証をめざし、可変播種同時施肥機などを用いた技術を集落営農組織、実需者らとともに評価する。
◆プラズマを用いた種子の殺菌技術の開発の支援(2017年度)
(科学技術振興機構 地域産学バリュープログラム)
課題名:「薬剤を使用しない新たな種子消毒技術の実用化」
共同研究機関:大阪府立環境農林水産総合研究所(代表機関)、佐賀大学、タキイ種苗株式会社
研究概要:大気圧下でプラズマを用いることによって、薬剤廃液の出ない農産物の種子の消毒技術を開発する。
◆特長ある品種のラインアップによるウメ需要拡大と生産者の所得向上(2016〜2018年度)
(革新的技術開発・緊急展開事業:農林水産省)
課題名:「特長ある品種のラインアップによるウメ需要拡大と生産者の所得向上」
共同研究機関:和歌山県果樹試験場うめ研究所(代表機関)、和歌山県工業技術センター、京都大学、同志社女子大学、中野BC株式会社
研究概要:4種のウメ品種の特長を活かした新規加工品を開発する。「露茜」では、簡便な大量追熟法およびシロップ抽出後の果実を再活用した加工品を開発する。「翠香」では最適な果実塾度と追熟法を確立し、芳香成分とペクチン質の豊富なシロップおよび梅酒を開発する。「澄高」および「南高」では、多様な加工用途が期待できる分散系食品を開発する。さらに、「南高」についてはウメの成分を多く含む低塩梅干しの加工技術を開発する。
これまでの実績はこちら。
研究会活動の支援
近畿地域大豆研究会
競争的資金制度の情報
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産学官連携等に関連する政府関係文書(いずれもPDF形式)
文部・経産・厚労等の政府関係文書
農林水産省関係の文書
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